続 おごっつぉーのハヨを釣る

「上野村の　旧き・ゆかしき・婚礼の儀」での祝い膳にのる、

「はよのお吸い物」の材料となる、ハヨを神流川で釣っている我らよたっこたち。

釣りをしながら一つ気になっていたことが。

「どうも、このハヨ、よく釣っていたやつとちょっと違うような気が…」

体側の模様も似ているし、少し腹の赤くなっているのもいるし。
でも、うろこが少し大きいような、口の形がちがうような…

ただ、たまに良く見憶えのある、これぞハヨ（ウグイ）だ、というやつが釣れるので、
「ちょっと違うようなのは、ハヨの雄だんべぇ」くらいに考えていました。

それでもやはり気になるので調べてみると、

その魚はハヨ（ウグイ）ではなく、カワムツというやつでした。


左：カワムツ　右：ハヨ　


前はカワムツなんて釣ったことありませんでした。もともとカワムツは天竜川以西にすむ魚だったらしいのですが、琵琶湖産のアユの放流などに混ざって全国に広がっているそうです。もっとも今回釣りをしたのが、今まではあまり釣ったことのない、隣町との境目に近いエリアだけ（現在の上野村は、そのエリアを除いて禁漁期間になっています）だったからかもしれませんが。

やはり今回の祝い膳には、伝統にのっとってハヨを使いたいので、今回釣り上げた魚は全てリリースしました。だって７０匹中ハヨは３匹しかいませんでしたので。

当日には、なんとかして”はよのお吸い物”をだす予定です。


「いやぁ、まいったまいった」