4月30日開催「旧十石街道〜カイト山」コースの紹介

かつて、信州の佐久地方と上州の上野村を、険しい山々を越えてつないだ街道

「旧十石（じゅっこく）街道」。

この名前は、一日に十石の米俵が馬の背に乗せられ運ばれたことに由来し、

村の特産品である「十石味噌」などのブランド名によって多くの人に知られている。

かつて関所が設けられ、毎月数回の市が開かれるほど賑わっていたという、

上野村側の歴史地区「白井（しろい）集落」から歩き始める。

歴史ある神社を通り過ぎ集落の外へ出ると、新緑薫る山道が始まり

奥山の神秘の世界へ旅人を誘う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（5月20日撮影）
深く深く山道を進むと、昔から数多の人々が歩いた歴史をも遡ってゆく気分になってくる。

街道の途中には、いくつもの馬頭観音がある。

馬が滑落し命を落とした場所に建てられることのあるこれらの馬頭観音は

その道の険しさをものがたり、旅人の無事を祈り続けている。街道の山道が、山の頂上付近の稜線まで登り上げたところで一度街道を離れ、

コースのフィナーレである「カイト山」のピークを目指す。

日当たりが良い広葉樹林の緩やかな稜線を歩いてゆく。

イベント当日には気持ちの良い新緑の木漏れ日を浴びる道となるだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２月１３日撮影）
登り上げた山頂の岩尾根は思いのほか鋭い。

この岩尾根にアカヤシオの花が咲く光景を想像してほしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　標高１，３４２ｍ。（２月１３日撮影）
あまり知られてはいないが、上野村全域の山々と、信州はアルプス・浅間、

関東平野に両神の山塊までもが見渡せる眺望は上野村でも指折りの素晴らしさ。

登りやすさも考えればまさに穴場。カイト山の岸壁は多くのロッククライマーを集める。

シーズンには旧十石街道から岩に張り付くクライマーも見上げることができる。

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なんて、こんな感じでかっこよく紹介してみましたけど、

皆さん歩いてみたくなりませんか？

よたっこがご案内する、森の体験館主催「アウトドア月間」のハイキングシリーズ。

今回ご紹介した「旧十石街道〜カイト山」コースは４月３０日（月）の開催です。

上野村の春を一緒に祝いましょう！



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上野村森の体験館（上野村産業情報センター）
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